六甲道こころ整体整骨院の神保です。
普段、何気なく行動していることはどういったことでしょうか?
食べること・歩くこと・話すことなど私たちは当たり前のように行っていますが、それはいつから出来るようになったのでしょうか?
また、人それぞれに習慣的に何気なく行っていることはあると思います。
今回は習慣化することがどう体に影響するのかを少し考えていきたいと思います。
まず、習慣とはどういったことでしょうか?
馴染みのある捉え方でいうと繰り返し行っていること、人のくせがあてはまると思います。
最近聞かれるようになったルーティンも当てはまります。
毎日、同じ時間に起きて仕事をするといった行動や考え事をするときに腕組みしてしまうという仕草などどちらも「習慣」です。
これらの行動に関して共通していえるのが、やり始めは考えて行動していたことが何度も繰り返し行うことでいちいち行動を確認することなく当たり前に行えるようになるということです。
では、習慣になることは体に対し、どう影響してくるのでしょうか?
ここで自身が1日で行う行動を一つ一つ考えて行動していると仮定してみてください。行動一つ一つに集中して取り組むので体にかかる疲労は大きくなり、すぐに疲弊してしまいます。また、その日にできる行動も制限されていくので新しい内容を覚える余裕が無くなってしまいます。
人が行動を学ぶためには物事を記憶する機能と実際に行動する運動機能が何度も繰り返し行動をすることで、その行動を最適化していきます。そうして繰り返し行い、記憶した行動は考えることなく自然に行なえるようになります。
このように慣れてきた行動が増えると行動する際の余裕がうまれ、次の新しい内容を覚えることができ、経験を積んでいく事ができます。
行動を習慣化させるということは人が成長するためには必要だと思えます。
習慣化させることで覚えた内容をより研磨していき、より発展した活動を習得できるようになります。
例えば、日本ではまず平仮名を読み書きできるようになり、徐々に漢字の読み書きができるようになります。
人によっては日本語で言葉の意味や使い方を知り、外国語を学ぶ人もいます。
このようにできることを何度も繰り返し、習得・習慣化させ、さらに発展した内容に取り組むことで成長や個性を磨いていきます。
習慣化させることは脳の中の小脳に刺激が入ります。この小脳の機能があることで一度覚えた内容(運動分野)は間が空いたとしても行えます。
認知症の人で食べることなど日常で行っていた行動を忘れないのは、認知症の人で問題が出ているのが大脳の部分にあたり、小脳の部分への影響が少ないので行動自体は忘れないのだと考えられています。
しかし、脳梗塞や血栓などで小脳に関連する血管が詰まったりした場合は小脳機能にも異常が出ます。
何故、小脳の話をしたかというと前述のように意識して記憶するのは大脳の部分で行い、習慣で覚えたことを記憶していくのは小脳で行っているからなのです。
小脳は運動野とも呼ばれています。
最後に気を付けていただきたいのは、動かす方法を記憶しているだけということです。なぜこのようなことを述べるのかというと昔取った杵柄といった言葉の通り、体は変化しているので昔のように動かすとひずみを生じてしまいます。
それによりケガしてしまうことも多くなるので注意をしていただきたいと思います。
整体院に通って体の調整をすることを習慣にするのもありかもしれません(笑)。
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